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来島丸日記 ホーム »2015年03月31日
2015年03月の記事一覧

鯛ラバ(鯛カブラ)のリールのハンドルについて #2  

先日書いた「鯛ラバ用リールについて」の記事での補足を書いておきましょう。

ハイギヤで回転が重くなっても感度が良くなる話をしましたね。

また記事が盗作されないか様子見してますが、重ければ良いというように勘違いされても困るので書き足しておきます。

もちろんリールの回転は軽い方が感度は良いです
それは同じギヤ比で、同じ糸巻量、ハンドルの径であっての話です。

回転を軽くするためにギヤをロータイプに変えたり、ハンドルの径を大きくするのはダメですね。

同じ巻き取り量なら力を必要としない方が、間違いなく感度は良いです
少しの巻き抵抗の違いも気付く事が出来るでしょう。

例えは50kgの物体を持ち上げてる時に、その上にコソッと1kgの物を置いても気付かないでしょう。

それが5kgの物体を持ち上げてたら1kgの重さの変化は顕著に出るので、すぐに気付くと思います。

リールの巻き抵抗も同じ事が言えますね。


だから同じ鯛ラバ、同じリールを使って鯛ラバをしてても
ロッドが柔らかくてティップが曲がり過ぎると抵抗が増えます。
それが重さになってるなら間違いなく感度は落ちます。


鯛ラバにあったロッドが必要なのは言うまでもないでしょう。

ロッドを下げれば抵抗は消せますが、それでは掛かる魚も限られてきます。
詳しくは私のHP、来島海峡の鯛ラバ&ジギングを読んでる人には解ると思います。


巻くのが重くなるというのは腕を大きく回してリールを巻いてしまうこともにもなります。
腕全体や肘から大きな力で巻こうとしてしまいます。


安定したリーリングが出来て良いじゃないかって思うでしょうね。
もちろん安定感で言えば間違いないですが、私の持論にスピード変化は全然OKというのがあります。
以前にも書いているので知ってる人も多いでしょう。

なぜ腕から大きく巻くのがダメかというと、これも微妙な巻き重さの違いが分かりにくいからです。
それだけ大きな重量である腕の部分を使うので、小さな変化に気づかないのです

だから手首だけの動きでリーリングするのが、繊細な鯛ラバをするなら必要になってきます。

ちなみに私はグリップを軽く握って手首だけで回してます
バスフィッシングのクランクベイトを巻く時と同じです。

障害物にコツンと当たれば衝撃で自動的に手がグリップから離れて
リーリングが止まります。
それが根掛かり回避になってるんですね。

鯛ラバでは根掛かり回避の意味はありませんが、突然ひったくるようなアタリでも
手が離れる為、必要以上に巻かなくてすむので助かります。

手が離れてアタリがあっても乗らなかったって思うかもしれませんが
実際は離れなくても鯛は乗ってません。

理由はそんなとこじゃないですから。

手首だけ動かすなら少ない重量で済みますから感度は抜群ですよ


ただ巻くのが重すぎて力が入りすぎると、逆に感度が悪くなるので
自分に合ったハンドル径、ギヤ比を見つけるのが大切でしょう。

筋肉に力が入りすぎると小さな変化は感じる事はできません。
グリップを思いっきり握って回すとよくわかります。



ハンドルのチューンにも同じ事が言えますね。

ハンドルの径が長すぎるのは感度が悪くなるのは前回に書いたので解るでしょう。

よく買う時に参考にしているハンドルの自重。
やはり軽ければ軽いほど感度は良くなります。

金属製のグリップの為に感度が良いというのではありません
(鯛ラバの巻き感度の話です)
硬いグリップで衝撃が伝わりやすく、小さなコツッていうアタリも分かりやすいってのは理解できますが
正直、そんなアタリはどんなグリップでも伝わるし、ロッドにも伝わります。
それが伝わらないロッドなら今使ってる鯛ラバに対して柔らかすぎのロッドなのでバランスが悪いでしょう。

大事なのは引き重りを感じる事なので、グリップの素材は何でも良いと思います。
もちろん、滑りにくい、軽さも需要ですからね。

フレームも結構大事ですね。

力のモーメントの話になってしまいますが、ハンドルの真ん中になるほど重さは顕著になります。
同じ重量の物なら内側ほど力が必要なのは解ると思います。

だからフレームの中心付近の重量が軽ければ軽いほど、巻き感度は良くなります。

実際フレームの重量の差なんて、それ程ないですからね。
そこまで考えなくてもいいのかもしれません。
それでもジギング用の分厚いフレームのハンドルとか、シングルハンドルのグリップが大きいのが
巻き感度の必要な鯛ラバには不向きなのは解っていただけると思います。

ただ細かい話で物理的になってしまうのですが、ダブルハンドルの場合は
ハンドルを重力に対して上げる動作の時は、反対側のハンドルは重力で下がる力が掛かります。
逆はハンドルの重さで下がる力が少なくて済むはずですが
反対側のハンドルの重さが伝わるので実際は重たくなります。

でも結局は力の作用、反作用がバランスよくとれているため、安定した巻き重さができるのです。
これがダブルハンドルの最大のメリットです

だから実際はそれ程、自重は関係ないのかもしれませんね。

そう考えるとシングルハンドルは確実に不向きなのが理解できるでしょう。

だから鯛ラバのリールというのはダブルハンドルが絶対条件だと思ってます

「楽だから」なんてハンドルを選んでるようでは究極の鯛ラバリールには巡り会わないでしょう。
巻き抵抗でアタリをとらなくて良いような海域では必要ないかもしれませんが
少なくとも来島では上級者になればなるほど必要になってくると思います。


究極は自分の手の軽量化が一番ですけどね。(笑)
ハンドルの重量の差なんて微々たるものになるでしょう。

前回のはこちらです。
鯛ラバ(鯛カブラ)のリールのハンドルについて #1


ちょっとマニアック過ぎる話ですかね。(笑)
まぁ初心者の方に理解して、というわけではありません。
でも知っておいて損はないですし、これを知っておくことで気付く事もあるでしょう。

知ってる人と知ってない人とでは、同じ出来事があっても意識の違いで見つけられる事も違います。

あれこれ考えながら鯛ラバを巻くのと、ダラダラ機械のように巻いて落としての繰り返しでは
上達の速度は全然違います。

まずは頭の隅にでも知識を入れておかないと
せっかく魚がくれたヒントや周りの釣り人がくれたヒントを見逃してしまいます。

ただ頭でっかちは固定観念が強くなり過ぎて、釣れなかったらすぐに諦めたり
自分の思い込みで他の人が釣れてる状況でも
「前はこの鯛ラバで釣れた」なんて釣れない鯛ラバを使い続ける傾向になりやすいでしょうね。

どの業界でも革命的な技術の発見などは経験の浅い人が発見することも珍しくありません。
専門家にはない発想が良いのです。

私が今のフッキングを思いついたきっかけも、初心者の人が鯛が掛かった時に
うろたえてリールもロッドもメチャクチャな動きしてました。

そのやり取りをみて「ん?あれで外れないのか?なんで?」と疑問に思って徹底的に試しました。
「巻くだけじゃないとバレる」と言われてた頃に全然違う方法を見つける事ができたのです。


なので初心者の方は「そんな事も書いてたな」て感じで軽く受け止めるぐらいで良いのかもしれません。
アタリの感じ方なんかは人それぞれ違うでしょうから
あの時のアタリは「鯛がこんな状態だったのでは?」と、後からでもいいから思い返す事が大切です。




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category: 釣りの秘訣

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私が鯛ラバ〈鯛カブラ)で大鯛が釣れても喜ばない理由。  

先日書いた鯛ラバ用のリールの記事にもありましたが

大鯛と深場の鯛は無警戒っていうのを詳しく書いてみました。






私が鯛ラバ〈鯛カブラ)で大鯛が釣れても喜ばない理由。





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来島丸釣果  

3/31

今日は3名様での出船。

一組は親子で参戦。


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息子さんも大型ゲット。

春休みを満喫ですね。

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鯛12匹、メジロ2でした。

鯛お一人2~6匹。

全部サイズが良かったですね。

ありがとうございました。

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来島丸釣果  

3/30

今日は2名様での出船。


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70頭に合計10匹ゲット。

釣りすぎですね。

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鯛18匹。

お一人4~10匹。

私も含みますが3名での釣果です。

RIMG0288.jpg

ついでにメジロもゲット。

クーラー入りませんでした。

ありがとうございました。

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